見積もりだけもOK!車検前に必須な見積もりのタイミングや準備物について

複数の業者に出してもらった見積もりを比較検討し、そこから1社に絞り込むことが車検の準備として最善ですが、見積もりだけ依頼するのは相手に迷惑なのではないか、営業電話がかかってくるのではないかと尻込みしてしまいますよね。

実際、あなたが心配するようなことはないため、安心してください。

業者に見積もり依頼だけを出すことは一般的によくあることですし、しつこい営業電話を行うのはごく一部、それも対処が可能なのです。

今回は見積もりだけの依頼でもOKな実態や、見積もりを依頼するベストなタイミング、準備するものについて紹介します。

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車検の見積もりは「無料」で「見積もりだけ」でも大丈夫!

「見積もりだけの依頼って迷惑かな」

こうした心配をしている方もいるでしょう。

しかし、見積もりだけでも快く引き受けてくれるお店がほとんどであるため、安心してください。

見積もりを依頼したからといって、かならずその業者へ車検も依頼しなければならないわけでもありません

「見積もりの依頼」と「車検の依頼」は地続きになっているものではなく、それぞれが独立したサービスとして提供されているためです。

車検の見積もり費用は大抵無料で「見積もりだけ」でも大丈夫!

多くの業者では、車検の見積もりを無料で実施しています。

ただし、なかには一部有料となるケースもあるかもしれません。

見積もりを依頼する前に、あらかじめ費用がかかるかどうかの確認をしておきましょう

事前の確認をすることで、安心して見積もりを依頼できますね。

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車検見積もりにかかる時間は長くて1時間前後

車検の見積もりにかかる時間は業者によって異なりますが、数十分〜1時間程度が一般的です。

長くて1時間前後で完了すると考えて良いでしょう。

車検の見積もりは額面通りの金額を出して終わりではなく、具体的には下記のような段階を踏む必要があります。

  • 車検証と車の確認
  • 車のボディや部品の状態をチェック
  • 必要な整備・修理項目をピックアップ
  • 工賃など費用の計算
  • 見積もりの明細書を作成

混雑していなければスムーズに済むかもしれませんが、そうでない場合や車の状態によって見積もりにかかる時間は変動することは認識しておきましょう。

事前に予約を済ませておくことで、見積もりの時間をできるだけ短縮することが可能です。

病院などと同じで、飛び込みの依頼は待ち時間なども発生してしまいます。

複数社を比較検討して納得できるお店を見つけよう

車検の見積もりは、1社だけでなく複数の業者に依頼することをおすすめします。

同じ車でも、お店によって提示される金額や整備内容に違いが出ることも。

複数社を比較することで、より自分に合った業者を見つけやすくなります。

いくつかの見積もりを比較し、費用やサービス内容をしっかりと確認して、納得できるお店を見つけてみましょう

見積もり後のしつこい営業を避けるためのポイント

見積もりだけもらって帰りたいのに、その後の営業が不安だと感じる方もいるかもしれませんね。

実際、見積もり依頼から車検の実施へ至らないお客様も多いため、業者側がDMや電話でしつこく連絡をする、ということは基本的にはないためご安心ください。

見積もりの依頼時に「今回は複数の業者から見積もりをとって比較検討したい」と、あらかじめ伝えておくことも一つの方法です。

そうすることで、業者側も状況を理解してくれやすくなります。

また「家族と相談してから決めます」と伝えるのも良いかもしれませんね。

それでも不安な場合は、電話番号などの個人情報の入力が必須ではない見積もりサービスを利用するのもおすすめです。

簡易的なものですが、今は車の情報を入力するだけで概算を出してくれるサービスもあります。

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見積もりはいつからできる?車検時期から逆算したおすすめのタイミングとは

車検の見積もりを依頼するなら、早すぎるのも遅すぎるのも避けたいところです。

車検の見積もりは、車検満了日の2~3カ月前がおすすめです。

この時期に見積もりをとれば、費用を比較する時間を十分に確保できるでしょう。

また、もし修理が必要な箇所が見つかったとしても、焦ることなく対応できます。

早めに準備をしておくことで、安心して車検当日を迎えられますね。

逆に、車検満了日ギリギリの依頼はおすすめしません。

時間に余裕がないため費用の比較検討が十分にできない可能性や、実際車検を依頼しようとなった業者が混雑していて車検満了日までに予約が取れない可能性が考えられます

見積もり依頼時に準備する物

車検の見積もりを依頼する際には車検証が必要です。

車を持っていく必要のないWeb上での見積もりであっても、車検の満了日や年式の入力が必要となるため、手元に車検証を用意しておくのがおすすめ

必須ではありませんが、過去の点検内容や修理箇所が確認できる書類などがあれば一緒に提出しましょう。

車検当日にも必要なものがあるため、見積もり依頼を進めつつ用意しておくと良いですね。

車検当日に必要な書類などについては、下記の関連記事をご覧ください。

関連記事:車検に必要なもの一覧|書類と持ち物を完全ガイド

どこで見積もりを取る?お店ごとの特徴と相場

車検の見積もりは、さまざまな場所でとることができます。

お店によってそれぞれ特徴が異なるため、自分に合った業者を選ぶことが大切です。

それぞれの特徴を知り、自分にぴったりの業者を探してみましょう。

ディーラー

ディーラーは、新車を販売している正規の販売店のことです。

純正部品を使用してくれるため、高い品質の整備を受けられるでしょう。

専門の知識を持つ整備士がいるため、安心して任せることができます。

代車の手配などもスムーズで、サービスが手厚い点がメリットです。

ただ、その分費用は高めになる傾向があるかもしれません。

車検専門店

車検専門店は、その名のとおり車検に特化したお店です。

車検にまつわる作業を効率良く行うため、比較的短時間で車検が完了することも。

費用もディーラーに比べて抑えられていることが多いでしょう。

特定の車種に特化した専門店など、独自のサービスを提供しているお店もあります。

ガソリンスタンド・カー用品店

ガソリンスタンドやカー用品店は、買い物や給油のついでに立ち寄れるのが強みです。

利便性が高く、費用も抑えられる傾向が見られます。

普段から利用しているお店であれば、より安心して任せられるかもしれません。

ただし、ディーラーのような車種ごとの専門的な知識は、お店によって差があることも考えられます。

見積書チェックで失敗しないための5つの確認ポイント

見積書にはさまざまな項目が記載されています。

内容をよく確認しないまま依頼してしまうと、あとで想定外の費用が発生するかもしれません。

見積書を受け取ったら、下記5つのポイントに注目して見てみましょう。

  • 不要な整備項目や追加費用が含まれていないか
  • 代車や引取・納車の費用
  • 法定費用と整備費用の内訳
  • Web見積もりやオンライン予約の可否
  • 見積もりの有効期限

詳細を解説します。

不要な整備項目や追加費用が含まれていないか

見積書には、車検を通すために必要な「最低限の整備」と、車をより良い状態に保つための「予防整備」が記載されていることがあります。

予防整備は、あくまでもお店側が提案しているものです。

整備が必要ではない場合もあるため、内容を確認し、不要なものがあれば外してもらいましょう

どの項目が必要で、どれが不要なのか、お店の人に質問してみることもおすすめです。

代車や引き取り・納車の費用

車検中に車が使えなくなる場合、代車を借りる方も多いかもしれません。

代車費用や、車の引取・納車費用は、見積もりに含まれているか確認してみましょう

無料の場合もあれば、別途料金が発生するケースもあります。

あとで追加料金に驚かないように、事前に確認しておくことが大切です。

法定費用と整備費用の内訳

車検費用は「法定費用」と「整備費用」に大きく分けられます。

法定費用は国に納めるお金なので、どこで車検を受けても金額は変わりません

一方で整備費用は、お店によって金額が異なります。

見積書をチェックする際は、この2つの内訳が明確になっているか確認しましょう

整備費用がどこまで含まれているのかを把握することで、比較しやすくなりますね。

車検費用の詳細については、下記の関連記事をご覧ください。

関連記事:普通車の車検費用はいくら?内訳と相場・業者別の違いを徹底解説

Web見積もりやオンライン予約の可否

最近では、Webサイトから簡単に見積もりを依頼できるお店が増えています。

オンラインでの見積もりは、気軽に概算を知りたいときに便利かもしれません。

例えば、九州産交オートサービスのWeb見積もりは車種と年式を選択するだけで、概算した料金とその内訳を提示します。

九州産交オートサービスのWeb見積もりはこちら

ただ、こうしたWeb上で完結する見積もりはあくまでも概算。

実際に車を見てみないと、車の状態に合わせた詳しい検査内容は分からず、最終的な費用は確定しません。

Web見積もりと実際の費用に差があることも、十分考えられます

また、見積もりの予約に関してオンライン予約は受け付けておらず、電話予約のみである場合があります。

利用したい場合は、事前にサイトなどをよく確認しておきましょう

見積もりの有効期限

基本的に、見積もりに有効期限はありません。

業者によっては見積もり書には有効期限が設けられていることがありますが、これもあまり気にせずとも問題ありません。

しかし、見積もりをした当時から、車の状態に大きな変化がなければ話は別となります。

タイヤが大きく擦り減っていたり、オイル交換が必要になったりなど、パーツの交換や修理が発生するとなると、見積もり書の金額から変動があるかもしれません。

せっかく取得した見積もりが無駄にならないよう、見積もりを出してもらったならば、できるだけ早めに依頼先を確定し、依頼するようにしましょう

車検見積もりを上手く活用してお得に車検依頼をしよう!

車検の見積もりは、費用やサービス内容を比較検討するために欠かせません。

多くの業者で無料で依頼できますし、見積もりだけでも快く対応してくれるお店がほとんどであるため、心配せず思い切って連絡をしてみてはいかがでしょうか。

車検満了日の2〜3カ月前を目安に、複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。

見積書をしっかりと確認し、納得できる車検を受けるための第一歩にしてくださいね。

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